ゼロからイチになるサクセスストーリーは、何度聞いてもワクワクします。
けれども、それを自分の場合に置き換えた時、「自分じゃ無理だ」と思う人も多いのではないでしょうか。
時には「あの人だからできたんだ」と、ややねたみにも似た気持ちにモヤモヤすることもあるでしょう。私もずっと成功から遠い人間だと信じて疑わなかった一人です。特に、マネタイズすることに関しては。
けれども、ライターになって月の売上が初めて20万円を超えた時、「自分を知ることが全ての始まりなんだ」ということに気がついたのです。
1. 「私ではうまくいかない」と信じ込んでいたダメダメ時代
私はどちらかというと、自己肯定感の低い人間です。自信をつけようとこれまでいろいろとやってみたものの、自信には全くつながりませんでした。イギリスの大学をFirst Class Honours(最優等学位)で卒業しても、「私は何をやってもダメな人間だ」という考え方から解放されることはなかったのです。
振り返ると、そうした自信のなさが成功を遠ざけていたように思います。以前記事にもしましたが(⇒こちら)、自分に自信がないからマネタイズすることにおいては100%他力本願でしたし、「稼げる」という理由だけでマネタイズ方法を選んでは途中で挫折していました。結局それが長年稼げなかった理由だったのです。
それに気がついたのが、自分の強みを棚卸ししてそれをライティング業に活かしてから。専業ライターになり始めの頃は稼いでいるライターさんを参考にプロフィールなどを書いていて、「大勢いるライターの一人」で終わっていました。申し込んでは断られるという屈辱。オファーが来るのはブラック案件ばかりという現実。
これでは稼げないと解決策を探しているうちにコンサルを受ける機会があり、ようやく自分の強みを引き出すことの大切さを知りました。私はもともと論理的に考えてそれを文章にするのが得意。長年SEO記事を書き続けてきた経験もあわせて、「ロジカルSEOライター」としてアピールし始めました。「ロジカルライティング」とはマイナーな表現ですが、「ロジカルに書いてくれるなら」とお声がけいただく機会が増えて、ついに月20万円を達成したのです。しかも、毎月安定してお仕事が入ってくるようになり、収入の極端な変動に悩まされることがなくなりました。
2. 自分を知ることとは何だろう
自分を知ることには、いろいろな解釈の仕方があります。マネタイズの視点から見ると、「自分は何ができて何ができないのかを理解すること」ではないかと思います。得意なことで人の役に立ち、その対価として報酬を得ることができるからです。
私は、自分がライティングでも特に論理的に構成案を考えて文章を書くのが得意であることに気づきました。そして、それを強みとしたライターをアピールして仕事を受注し、月20万円を突破しました。これを成功というのなら、私は自分を知ることによって「稼ぐ」というゴールに向かって正しい行動ができたといえます。つまり、自分を知ることが大切なのは、成功に向けて正しい行動ができる(どのように稼いでいけばいいかが分かる)からなのです。
3. ポイントは「人に対して何ができるか」を考えること
自分の得意なことや強みでお金を稼ぎたいのなら、その得意なことや強みをどのように人の役に立てていけるかを考えることは不可欠です。お金をもたらしてくれるのは、あくまでもお客様。単に強みをアピールしても、それがお客様の問題解決につながらなければ、報酬は発生しません。私の場合は、ロジカルな文章を書ける強みに対して「文章で論理的に説明するのが難しい」「ロジカルな文章が必要だけれど、書く時間がない」という方のお役にたてると考えました。
プロフィールも、出品サービスの文章にも自分の強みを反映させています。最初に自分の強みを見つけたら、次にそれが「誰に」「どのように」役に立つのかを考えるとよいでしょう。分からなければ、実際にそのスキルを売ってみるといいですよ。具体的には、クラウドソーシングサイトを使って案件に応募したり、スキルマーケットで自分のスキルを出品したりて様子を見ます。私はココナラをよく利用していますが、売れるかもしれないと思うスキルを出品して、売れるかどうかの反応を見ています。
さいごに
自分を知ると、次に何をすればいいのかが明確になり、さらに具体的にどのようにしていけばよいのかまでが1本の線でつながるように、すっと道が開ける感覚を覚えるでしょう。最初の自分を知ることさえ間違えなければ、必ず結果は出てきます。私はそれを身をもって体験しました。
自分ができていることや理解していることは、当たり前過ぎて見えないことも多々あります。自分はこれまでどんなことに夢中になってきたのか、今何を考えて何をしたいと思っているのか、何を感じているのかなど、自分と向き合う時間を作るといいですよ。
自分で見つけることが難しい場合は、近しい人に聞いてみましょう。自分を知ることが、あなただけのサクセスストーリーの第一歩になればと思います。
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