現状を変える力はどこから来るの?

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人生の中では、うまくいく日もあればそうでない日もあるのというのも仕方のないことでしょう。
けれども、何をやってもうまく行かない日が続くと、「現状を変えたい」という気持ちが強くなります。

私も、「現状を変えたいけれどうまく変えられない」と悩んだ時期がありました。
そして、いろいろなことを試した結果、たどり着いた答えが「自分の考え方を変えること」だったのです。

1.物理的に変えようと思っても限度がある

現状を変えるための方法は無数にあります。これまでの生活習慣を変えたり、身の回りの整理整頓をしたりなど。確かに新しいことをすると、気持ちがリフレッシュされて「がんばろう」という気持ちが出てきます。
けれども、しばらくするとその「がんばろう」という気持ちがフェードアウトして、もとの生活に戻ってしまいがちです。
現状を変えるつもりで部屋の大掃除をして一時的にやる気が出ても、それも長続きせず、結局もとの状態に戻ってしまったという経験はないでしょうか。

周囲に大きな変化がなければ、「変わったと思ったのは自分の気持ちだけだった」と、がっかりしますよね。さらに、「やっぱり現状を変えることは、自分では無理なんだ」と、あきらめムードになるかもしれません。
なぜ現状を変えることができないのか。それは、物理的に現状を変えても、根本的に変えることは難しいからです。

2.なぜ今を変えようとしているのに変わらないの?

私たちが置かれている現在の状況は、過去の選択の積み重ねです。つまり、自分が「こうしよう」「こっちに行こう」と決めて行動した/しなかった結果と言えるでしょう。そして、行動する/しないの決め手となるのが、その人の考え方です。

例えば、部屋を掃除しないのは、その人が「面倒くさいからやめよう」と考えて行動を起こさなかった結果です。物理的な変化は、掃除をしない習慣を変えたり気分転換をはかったりすることはできても、普遍的な気持ちの変化を伴うとは限りません。

20代の頃ですが、人生の行き場を見失って実家に戻った時期がありました。パートで働き始めたものの将来何をやりたいのかが全く見えてこない。同じことを繰り返す日々が続き、「このまま人生を終えてしまうのか」と、気が狂いそうになったことを覚えています。
そんなある日、ふらっと一人旅に出かけました。旅を通じて経験したことによって、何かヒントを得て現状を変えられるのではないかと思ったからです。確かに旅行は気分転換になりました。「自分は変われそうだ」という気持ちになり、閉塞感も影を潜めていきました。
けれどもそれは一時的なもので、結局現状を変えるために特別な行動をしたわけでもなく、再び同じ現状に苦しむことになったのです。

物理的な変化は習慣を変えることにつながりますが、行動の原動力となる考え方を変えるには至りにくいということを、身をもって体験しました。

3.考え方を変えるポイントは「人間関係を良くすること」

行動のもととなる考え方を変えるというと、難しく聞こえるかもしれません。また、「考え方を変えるってどうやってできるの?」と、疑問も出てくるでしょう。
考え方を変えるポイントは、「人間関係を改善するにはどうしたらいいか」にフォーカスすることです。

私たちの悩みは、突き詰めると人間関係から出ていることが分かります。

例:
・仕事を頑張っても認めてもらえない。会社では怒られてばかりいる
・パートナーの言い方がきつい。口を開けば喧嘩ばかり
・同じように副業に精を出しているのに、あの人はうまくいってなぜ私はダメなの?
など。

このように、悩みには必ずと言ってよいほど相手が存在します。
そして、自分の考え方を変えれば相手に対する接し方が変わります。

「なぜ自分ばかり変わらないといけないの?」「相手が悪いのだから、相手が変わるべきなんじゃないの?」そういうお気持ちも分かります。けれども、私たちがコントロールできるのは、自分自身までです。私たちが自分の行動を選択して決めるように、相手も自分の行動を選択します。そして、何を選択するかどうかは本人次第なので、相手が変化するのを期待するよりも、自分自身の考え方を変えることが一番早いのです。
自分の考え方が良い方向に変われば、人間関係も変化します。その一例として、次に私の体験談をご紹介します。

4.結局自分の考え方を変えるのが一番だったという話

私はフリーランスのライターですが、あるクライアントから何度もダメ出しを食らったことがありました。指示された箇所を修正して訂正すると、他の箇所の修正を依頼してくる。最初の依頼内容と話が違う時点で苛立ったのですが、指示もあいまいなうえ、上から目線の文面に怒りにも似た気持ちが上乗せされました。

怒りが頂点に達したので、冷静になるのを待ってもう一度クライアントのメッセージを読み直しました。確かに上から目線の箇所もあるのですが、拙い文章ながら自分の想いを伝えようと必死になっていることが読み取れたのです。「ああ、この方はまじめに取り組んでいらっしゃるのだ」と理解したので、返信のメッセージには、じっくりと時間をかけて見直してくれたことに対するお礼を述べました。そして、「ここは◯◯という意味で解釈してよろしいでしょうか」「■■というふうに修正しますがよろしいでしょうか?」と、一つひとつていねいにメッセージを返したのです。そうすると、クライアントのメッセージも皮肉っぽさが取れて、非常に協力的なものに変わりました。結果的に満足いただけるものに仕上がり、ていねいな感謝のメッセージをいただいたのです。

あの時クライアントの意図を読み取ろうとしなければ、クライアントに対して喧嘩腰のメッセージを送っていたでしょう。そうなれば、相手はもっと威圧的な態度に出たかもしれません。良い結果に終わったのは、自分が考え方を変えることによって行動が変わり、それに反応するように相手の行動も変わったからだと思います。

まとめ:自分を深く理解することで考え方を変えられる

現状を変えたいのなら、自分の考え方を見直すことは不可欠です。ただ、「今日から考え方を変えよう!」と決めても、なかなか実行するのは難しいかもしれませんね。私が実践しているのは、「自分を主語にせずに、相手を主語にする」ということ。特にネガティブな気分の時は、自分を主語にして物事を判断してしまいがちです。

もちろん、自分がしたいことや目指すゴールを考える時は、自分を主語にします。けれども、人間関係を円滑にしようとする場合は、一度相手の立場になって考え、できるだけ客観的な立場からベストな答えを選択する必要があると私は考えています。

私がこのような考え方に至ったのは、佐藤康行先生が提唱している真我に出会ったから。
真我とは「本当の自分」を意味しています。自分自身を可能な限り深掘りした時に出会う自分が本当の自分です。

自己の精神レベルが深まると、選択肢がどんどん増えていきます。それまで思いもよらなかったアイデアがぽん、と出てきて、適切な答えを選びやすくなりますよ。また、少しのことでも気をもんだり、イライラすることも減るでしょう。

佐藤先生の真我では、本当の自分と出会うことを「真我を開く」といいます。真我が開くと、それまで持っていた自分の視点が180度変わり、「現状を変えるための考え方とは何か」がより鮮明になるでしょう。

『超・真我覚醒メソッド』は、最短で真我を開きたい人向けにデザインされた、3か月集中講座です。私もこの講座を受けて真我を開くことができました。
詳しくは、下記のページを参考にしてくださいね。

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