先取りで心配するのは結果を遅らせるだけ

今回の記事は、前回の記事でちょっと触れたことがテーマです。


何かかなえたいことがあっても、最初の一歩を踏み出せない。
こんな経験はないでしょうか?

私も「やりたいけれど、どうしても無理」と、断念したことが数多くあります。
もしくは、決断するまでにぐだぐだしてしまい、チャンスを逃していたということもありました。

特に、「もっと早くから取り組んでいれば」と後悔しているのが、現在本業としているライティング業務です。フルタイムで活動してから生計を立てられるようになるまで3年ほどかかりました。

その理由はいくつかありますが、活動当初は「失敗するのが怖い」という気持ちでいっぱいだったんです。
振り返ると、それは全くの取り越し苦労。怖がらずに思い切ってやった方が、もっと早く稼げていたなと思います。

月収10万円を超えたのはおよそ1年後

私が専業ライターで稼ごうと決めてから、最初に取り組んだのがタスク形式の案件でした。

  • ライティング経験に関係なく早い者勝ちで得られるから
  • 自分で探さなくても案件が用意されているから

というのが理由です。

タスク形式の案件は報酬が低めですが、プロジェクト形式よりも案件を得られる確率が高く、報酬を得やすいのが特徴。

ライターとしての経験がほぼなかった私は、最初からタスク形式一択でした。 
書いても書いても「これだけか……」というがっかり感は常にありましたが、やればやっただけ報酬になるので、その月いくら収入を得られるかの目安が立てやすかったです。

慣れてくると前ほどしんどさを感じることもなく、月の収入も3万円、6万円というふうに上がっていきました。時間が許す限りやるだけやって、1年後にようやく月10万円を突破したのです。

「稼げなくなったらどうしよう」

振り返ると、「もっと早くプロジェクト形式に取り組んでいればよかった」と思います。
報酬面にしてもやりがいにしても、圧倒的にプロジェクト形式の方が高いから。

確かにタスク形式でも高額の原稿料を設定しているところもありますが、プロジェクト形式に比べたら低いですし、稼ぐには限度があります。

実は、タスク形式をメインに取り組んでいた時は、何度もプロジェクト形式に移ろうと思っていたんですね。けれども、最初の一歩を踏み出す勇気がなかった。

もし、プロジェクト形式に移行して、受注ゼロだったら?!


稼げなくなるのが、とにかく怖かったんです。

当時は最低でもこのくらい稼ぎたいというのもありましたし、それ以下の収入になるのだけは避けたい気持ちが強かったと思います。

失敗する前から失敗を怖がらないことが大事

結果論ですが、私が怖がっていたことは、全くの取り越し苦労でした。
もちろん、最初からプロジェクト形式でうまく稼げたというわけではなく、最初の1年ほどはタスク形式に支えられながらなんとか収入を得ていたという状態です。

けれども、一定の期間をすぎるとコンスタントに依頼が入るようになり、少しずつ自信と実績が増えていきました。

タスク形式ではまず出会えないような、やりがいのある案件に取り組む機会に恵まれましたし、本当にプロエクと形式にシフトしてよかったと思います。良い経験が多いので、ずっとタスク形式から抜け出せなかったことに後悔するばかりです(後悔は好きではないんですけどね)。

「プロジェクト形式で案件が取れなければ、またタスク形式に戻ってくればいい」というふうに考えることで、ようやくシフトできましたが、そう決心するまでに随分時間がかかりました。

失敗する前から失敗を怖がっていて、本当に無駄な時間を過ごしたと思います。
これが一番後悔する点ですね。

さいごに:「やってみたい」気持ちが強かったら踏み出してみよう

全てに当てはまるわけではありませんが、とりあえずやってみることって大事です。
自分の経験をもとにお話しているので、ライターネタになってしまいましたが、これはライター以外の仕事にも言えることではないでしょうか。

失敗はいやですが、でもその失敗をバネに前進したら、もっと高みが見えてくるかもしれませんし。
特に初期費用を必要としないことなら、失敗してもそれほど大きなダメージを受けることもないでしょう。

フリーランスで生計を立てるというのは、常にリスクがつきものです。
フリーランスだけでなく、会社経営もそうですよね。

でも、怖がっていたら何もできませんし、何も起こらない。
それだったら、失敗した時のこともある程度想定して、やってみたらいい。

失敗が起こっても、それは自分がステップアップできるきっかけだと思えば、そのとおりになるのではないでしょうか。

本当に挑戦してみたいことがあったら、怖がらずに思い切って一歩を踏み出すことが大事。
踏み出すことで、それまで考えていなかったような風景が目の前に広がるかもしれませんよ。

最後までお読みいただきありがとうございます!

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