好きなことを仕事にして、生活に困ることがないほどのお金を手に入れることができたら、いいですよね。
「これが好き!」というものが見つかったら、ひたすら究めていけばいいと思うかもしれません。けれども、それだけでは収入に結びつかないということも多いのではないでしょうか。
その一つの理由として考えるのが、マネタイズまでビジョンを描いていないということです。
1 念願のイギリス留学! でも……
好きなことをしていると、お金を稼ぐことは二の次になってしまいがちです。
「お金が発生しようがしまいが関係ない」という気持ちが強くなり、その結果
「趣味にとどめておこう」で終わってしまうこともあります。
私は、イギリスの大学と大学院であわせて5年間学びました。
ずっと思い焦がれていた夢がかない、心から幸せを感じていた5年間でした。
けれども、一つ欠けていたことがあります。
それは、勉強後のこと。将来のビジョンが欠けていたのです。
「イギリスの大学で学びたい」という一心で、それを就職など何かに活かそうということはこれっぽっちも考えていませんでした。そう、私のゴールはイギリスの大学で勉強することだったのです。ある意味想いを成就したのだから、それはそれでいいのかもしれません。けれども、せっかく自分で好きなことを見つけたのだったら、続けていくためにもマネタイズできた方がいいですよね。
この経験からマネタイズまでビジョンをしっかり描いておくべきだと強く思いました。
2 好きなことからどのような仕事ができるかを考えよう
例えば私の場合、大学で勉強しようと決めた時に「学問を深めてどうなりたいか」を明確にします。そうすると、例えば「大学の教授になる」というマネタイズできるゴールが見えてきます。さらに、「どうやって教授になれるのだろう」というふうに情報を探して、対策を講じることができるでしょう。
たとえ途中で気が変わったとしても、「好きなことを職業にしたい」という気持ちが潜在的にあれば、他にマネタイズする方法を考えると思うので、ビジョンまで描くことは、無駄な作業ではないと思います。
3 好きなことで生活した方がいいの?
「好きなことを職業にするって言うけど、それがベストなの?」という疑問が出てくるかもしれません。誰もがそんなふうに生きているわけではありませんし、周りに好きなことを職業にしている人がいなければ、疑いたくなりますよね。
好きなことを職業にするかどうかは、その人によって正解が異なると思います。
「仕事は特に好きってわけではないけれど、今の生活水準をキープできるのはこの仕事のおかげだ」と、現状に満足しているのであれば、わざわざその生活を捨てて好きな道に進む必要はないのではないでしょうか。
あくまでも個人の意見として聞いていただきたいのですが、好きだと思える、わくわくするようなことを仕事にしていると、熱量が異なるせいか、想像以上に頑張れる。そうすると期待以上の成果を出したり、新たな自分を発見できたりする可能性が高くなります。
私は現在フリーランスライターとして生計を立てています。「書くことが好き」という私にとって、好きなことを職業にしていると言えます。丸一日ライティングをしても飽きませんし、もっとライティング技術を磨こうと自己投資も欠かしません。
幅広いライティング業務ができるようになったのも、クライアントからお褒めの言葉をいただく機会が多くなったのも、その根底には「書くことが好き」という気持ちがあるからです。ほぼ365日仕事をし、「こうしたら喜んでもらえるだろう」「もっと他にできることはないかな」というふうに考えながら、サービスの幅を広げてクライアントのニーズに応えてきたからだと思います。
もし、ライターの仕事を単に「文章を書いて報酬をもらう」というふうに考えていたら、1日に書く文字数と稼ぐ金額ばかり気にして(もちろん、これらのことは収入を得るうえで大切です)それ以上のことをする気持ちは起きないでしょう。
まとめ:好きなことを職業にするのはあなた次第
好きなことを究めたり夢中になったりすることは、ワクワクしますよね。
それを仕事にするかどうか、仕事にすべきかどうか選択するのは、あなた次第です。
どうしたいのかは、あなたが一番良く知っています。
「好きなことを仕事にするなんて難しい、でもできたらそうしたい」というのなら、そこであきらめずに、「何かマネタイズできる方法はないかな」と考えてみてはいかがでしょうか。新しい道が開けるかもしれませんよ。
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